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パブコメ、汚染水の太平洋放出③ [核のガバナンス・パブコメ]

東京電力福島第一原発敷地内に溜まり続ける放射能汚染水の処理水。2018年8月20日の河北新報は、処理水の【処分に関して国民の意見を聞く公聴会が8月末に開かれるが、トリチウム以外の放射性物質の存在についてはほとんど議論されていない。】など報道。その公聴会の案内と配布資料がある。それを検討しよう。



図21頁部分.jpg21頁、参考2-1の図に書かれた解説

「多核種除去設備で処理した水、トリチウムを除く62核種を除去、(全ベータ:数百ベクレル/L)」

 

22頁 参考2-2の図と説明

ALPS処理の効果、、.jpg
付いている説明文
多核種除去設備等は、汚染水に含まれる放射性核種(トリチウムを除く)を『実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を定める告示』に定める周辺監視区域外の水中の濃度限度(以下、「告示濃度」という。)より低いレベルまで低減できる能力を有している。
◇タンクに貯蔵しているALPS・多核種除去設備・処理水は、トリチウムを除く放射性物質の大部分を取り除いた状態。
意見[22頁の図表には<、処理した水からトリチウム・H-3は50万ベクレルほど、セシウムCs134、Cs137、とストロンチウムSr90は検出限界値以下ND検出されている。トリチウムは半減期12.3年でβ線を出しベータ崩壊する核種・放射能。だから21頁の解説「多核種除去設備で処理した水、トリチウムを除く62核種を除去、(全ベータ:数百ベクレル/L)」は、62マイナス3で59核種が数百ベクレル/L含まれている意味になる。
トリチウムが多くて「タンクの処理水に含まれるトリチウムは規制基準より高濃度であり、希釈しなければ一定のリスクを有している。」とある。希釈、真水や川水や海水を加え入れて薄める・希釈するつもりなのだろうが、他の原発では希釈は行われているのだろうかまずどれ位高濃度なのだろうか。トリチウムの『実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を定める告示』に定める周辺監視区域外の水中の濃度限度は幾つなのだろう。 ④へ続く]

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