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チェルノブイリという経験--i岩波書店--2018 [核のガバナンス]

チェルノブイリという経験
副タイトル1 フクシマに何を問うのか
尾松 亮/オマツりょう 著
ページ数 9,169p
--岩波書店--2018.2--
ISBN:978‐4-00-023894-6
新潟市立図書館収蔵本 中央 /369.3/オマ/
「チェルノブイリと福島は全く違う」「(被災者を補償する)チェルノブイリ法は形骸化している」...。チェルノブイリ原発事故をめぐり、日本で広まる言説は妥当なのか。被災国現地の人々と交流してきたロシア研究者が、被災国政府の認識や補償の現状、記憶の風化に抗する人々の取り組みなどを紹介。事故後、三〇年以上におよぶ人と社会の蓄積を、3・11後の日本に問いかける。
本沓は2016年4月から12月にかけて雑誌『世界』に掲載された
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 目次
はじめに――いま「チェルノブイリからの言葉」に耳を傾けるとき
第1章 チェルノブイリ法の意義とフクシマ――法の不在という問題   001
第2章 消される「被災地」,抗う被災者    015
第3章 事故収束作業員たちは,いま    031
第4章 原発事故を知らない子どもたち――教育現場で何を継承するか   047
第5章 「放射線」を語れない日本の教室――カーチャが見た学校風景   065
第6章 原発事故から三〇年,健康被害をどう見るか   083
【コラム】『ベラルーシ政府報告書』から読み解くチェルノブイリ甲状腺がん発症パターン   103
第7章 記憶の永久化へ向けて――「チェルノブイリ」を終わったことにさせない   111
第8章 原発事故を語る「ことば」はどこに   123
終 章 「カタストロフィの終了」に抗して   139
補 論 「チェルノブイリ」の知見は生かされているか――『ロシア政府報告書』(二〇一一年版)から読み解く甲状腺がんの実態   157
おわりに――その後の世界で,きみと   167
著者紹介 尾松 亮/オマツりょう
1978年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科修士課程修了。2004~2007年、モスクワ大学文学部大学院に留学。ロシア経済情報誌『ロシア通信』『ダリニ・ボストーク』通信編集長を経て、ロシアCIS地域の社会経済調査・コンサルティングに従事。エネルギー問題を中心に、ロジスティクス、AI、環境問題など幅広い分野で調査経験を持つ。
著書に『3・11とチェルノブイリ法――再建への知恵を受け継ぐ』(東洋書店新社).共著に『原発事故国家はどう責任を負ったか――ウクライナとチェルノブイリ法』(東洋書店新社),『フクシマ6年後消されゆく被害――歪められたチェルノブイリ・データ』(人文書院)ほか.


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イスラエルの核兵器ー05 [核のガバナンス]

イスラエルの航空機搭載の核爆弾

核爆弾は組み立て前の状態で テルノフ空軍基地 (Tel Nof Airbase)近くの地下施設に保管されているとみられる。弾道数は30。
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搭載航空機には、ストライクイーグル(Strike Eagle:攻撃する鷲;F-15E)イスラエル名:ラアム(Ra'am 稲妻) F15I
 乗員:2名
全長:19.44m 全幅:13.05m 全高:5.63m
翼面積:56.5㎡
兵装類最大搭載量:11,113kg  最大離陸重量:36,740kg
燃料容量:7,643L(機内)、2,737L(コンフォーマル・フューエル・タンク)×2、2,309L(ドロップタンク)×3
動力:P&W F100-PW-229 ターボファン×2  GE F110-GE-129C ターボファン×2
推力:8,080kg(クリーン)×2/12,640kg(オグメンタ)×2
巡航速度:マッハ 0.9 最大速度:マッハ 2.5
航続距離:5,750km(燃料満載) 戦闘半径:685海里(1,270キロメートル)
実用上昇限度:18,200m
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イスラエルの地理的なセンタから各国の地理的なセンタへの直線距離
トルコへ(地理的なセンタ)の直線距離(航空経路)は881 km
シリアへの距離 569  km  レバノンへの距離 326  km  パレスチナへの距離 107 km
イラクへの距離 865 km  クウェートへの距離 1229 km  バーレーンへの距離 1629 km
アラブ首長国連邦への距離 2056 km   カタールへの距離 1719 km


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米国が核爆弾開発表明--2023年11月1日ー長周新聞より [核のガバナンス]

長周新聞  2023年11月1日ー第9033号 より
米国が核爆弾開発表明
台湾有事での実戦投入を意図 F35戦闘機等に搭載  日本配備の可能性も
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米国防総省が10月27日、F35戦闘機等に搭載する新型核爆弾「B61ー13」を開発するとを開発すると発表した。バイテン政府が進める中国やロシアに対抗する核戦力近代化の一環で「抑止力を強め、同盟・友好国の安全を保障する」と議会の承認と予算計上を待って着手する方針だ。
これまで小型核兵器の開発を推進しできた。そして今度は台湾有事での実戦使用を想定し、新型核兵器の開発を急いでいる。
 ジョン・プラム国防次官補は声明で「安全保障環境の変化と潜在的な敵対国の脅威の高まりを反映したものだ。同盟国を守るため必要な能力を配備する責任がある」と表明。開発した新型核兵器旧式のB61を置き換えるため、米国が実戦配備する核弾頭の保有数が増えることはないことも強調した。
 B61は旧ソ連の地下司令部攻撃用の核兵器B53(九メガトン・広島原爆の約六〇〇倍)の後継兵器として一九六〇年代に開発を開始した。B53はメガトン級の威力はあるが、レイダウン投下(核爆弾を地上にゆっくり降下させ地表で核爆発を起こす投下法)で地表爆発するため、地下通路や地下施設の破壊にあまり役立たない。そのためB61は戦闘機に搭載可能な比較的小型の核爆弾(直径=約三四cm、長さ三・六m)として先端部と尾部を状況に応じて交換し、さまざまな投下形態に対応する仕様となった。B61だけで十数種類のタイプがある。米国が近年、開発に力を入れてきたのは投下後、地中に数び食い込みその後に爆発し地下施設も破壊してしまう地中貫通型核兵器だった。
 さらに二〇一二年からはB1、B2、B52といった大型の戦略爆撃機が核攻撃態勢をとるだけでなく、ステルス戦闘機F-35等への搭載を可能にする小型核兵器の開発を本格化。米空軍は二〇一一年一〇月に、F35A戦闘機からB6ー12統合試験用模型を投下し最終試験を終えたと公表していた。
 ところがバイデン政府は二〇二二年に公表した「核態勢見直し(NPR)」で、ロシアに加えて中国が二〇三〇年代までに「2大核大国」になると主張。核抑止力は「米国の最優先事項だ」とのべ、核兵器の現代化を進める姿勢を明確にうち出した。そして米軍は九月初旬にバンデンバーグ基地(カリフォルニア州)で大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」(核弾頭が搭載可能で射程は約一万kmに及ぶ米軍核戦力の主力兵器)の発射実験を実施。米軍は昨年九月と今年二月初旬にもミサイル発射実験を実施しており、核兵器開発への意欲を国際社会に見せつける勣きとなった。
 そのなかで先月、米国防総省が中国の軍事動向をまとめた米議会向け年次報告書を公表。「中国の運用可能な核弾頭は約五〇〇発以上で二〇三〇年までに1000発をこす可能性がある」と予測し「中国の核の脅威」を強調した。同時期に米議会が超党派でもうけた戦略態勢委員会(委員長・クリードン元国防次官補)も米国政府に核戦力の近代化を求める提言を公表。同提言は二〇二七年~二〇三五年に直面する米国の脅威について「中国の核戦力の急拡大とロシアが核兵器への依存を強めていることが米国の安全保障に前例のない脅威をもたらしている」「(中国やロシアとの)軍事衝突のリスクは嵩まっており、核戦争の可能性もある」と主張。そのうえで米国がアジア太平洋地域で核戦力を強化すぺきだと求める内容だった。こうしたなかで米国による新型核爆弾開発計画が動き出している。
 だがもっとも警戒すべきは「アジア太平洋地域における核戦力の強化」を具体化する「F35搭載可能な新型小型核兵器」の配備先が一体どこになるのか?ということだ。
 F35戦闘機を105機も購入する計画を進めているのは日本であり、「反撃能力」用長射程ミサイルの弾薬庫を一三〇棟整備する方針をうち出しているのも日本である。台湾有事に向けて米軍が日本に小型核兵器を大量に配備しかねない危険な動きも顕在化している。


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イスラエルの核兵器ー04 [核のガバナンス]

イスラエルの地上発射弾道ミサイル搭載


エリコ(ヘブライ語: יְרִיחוֹ‎、英語: Jericho ジェリコ) 2  
   準中距離弾道ミサイル(MRBM)。固体燃料、二段式、道路移動式。弾頭は25と見られている。
   射程が1500㎞以下とみられてる。
   25-50 基の発射台がエルサレムから東に約 27 ㎞のセドット・ミハ(Sdot Micha)空軍基地に置かれていると見られる。
   2026 年までに段階的にジェリコ 3 に置き換わると見られている。
エリコ(ヘブライ語: יְרִיחוֹ‎、英語: Jericho ジェリコ) 3
   中距離弾道ミサイル(IRBM)。固体燃料、三段式、道路・線路移動式。弾頭は25と見られている。
   2008 年 1 月に初の発射テストを行い、実戦配備されたと推定されている
   イラン全土を範囲に含めうる射程4000~約7000kmと見られてる。
   セドット・ミハ(Sdot Micha)空軍基地に置かれている

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イスラエルの核兵器ー03 [核のガバナンス]

イスラエルは1990年の湾岸戦争で、イラクから数十発のスカッドミサイルが撃ち込まれた。それでイスラエルは、ミサイル搭載の核兵器・化学兵器などによる先制攻撃を国土に受けても報復攻撃可能な、潜水艦の保有が必要された。
 そして通常動力型潜水艦をドイツで建造し6隻保有する計画を建て、2023年までに 5 隻を実践配備して6隻目 は潜航試験が行われているとみられる。

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 艦は推定で潜行深度350m、航続距離 約14000㎞ 8,000海里。巡航ミサイルを発射できる650mm魚雷発射管を4基もつ。ミサイルは2000年にインド洋で実射実験済み。射程は少なくとも1,500 km とみられ、6kgのプルトニウムを含み核出力200キロトンの核弾頭を搭載できるとみられる。

 艦はイスラエルから遠く離れた海域にローテーション配備され、事あればインド洋や紅海からペルシャ湾に突入してイランに対して核報復を行える態勢を構築していると推測されている。


巡航ミサイルード.jpg

巡航ミサイル

航空機のような羽と推進力をもつのが特徴。

航続距離が長く、誘導装置によりピンポイントで目標を攻撃することができる。


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