2023;0414規制庁・監視評価検討会 より ⓶ [東電核災害の検証]
原子力規制委員会 第107回特定原子力施設監視・評価検討会(2023年04月14日) より 覚書
3時間12分より東京電力の《1号機原子炉格納容器内部調査の状況について》資料5-1 の審議
原子炉を収めている圧力容器を載せて下支えしてる、格納容器内のペデスタル・pedestal(台、基礎〉の論議が注目された。
原子炉を収めている圧力容器を載せて下支えしてる、格納容器内のペデスタル・pedestal(台、基礎〉の論議が注目された。
下図の下部画像を見ると、ペデスタル内壁は1号機と2号、3号機は全く、全然違う。何故だろうか?
⇩ 本来の姿
1号機は、ウラン装荷量は69トンを長さ4.35mの核燃料集合体400体(図の黄色)に入れてあった。その下の緑色部分の制御棒は97本。全重量 440トン。
それらが、炉心シュラウド(炉心槽)(Core shroud)という、水の流れを分離する仕切り板の役割を果たす円筒状の構造物に囲まれ、厚さ30cm、内径 約4.8m、全高 約20m(7階建ビル)で全重量 910トンの鋼製の圧力容器(RPV、Reactor Pressure Vessel)に入れてあった。
それらが、炉心シュラウド(炉心槽)(Core shroud)という、水の流れを分離する仕切り板の役割を果たす円筒状の構造物に囲まれ、厚さ30cm、内径 約4.8m、全高 約20m(7階建ビル)で全重量 910トンの鋼製の圧力容器(RPV、Reactor Pressure Vessel)に入れてあった。
その圧力容器の440トンが、1号機では高さ 約8.5m、外径 7.4m、厚さ ⒈2m、内径 5mの鉄筋コンクリート製の土台(ペデスタル・pedestal)に載っていた。
その全高 約20mの圧力容器は、1号機では高さ 約8.5m、外径 7.4m、厚さ ⒈2m、内径 5mの鉄筋コンクリート製の土台(ペデスタル・pedestal)に440トンが載って。格納容器(PCV primary containment vessel )
内に収まっていた。
2号機・3号機のウラン装荷量は94トンで長さ4.47mの核燃料集合体548体に入れてあった。その下の制御棒は137本。全重量 500トン。
それらが炉心シュラウド(Core shroud)の円筒状の構造物に囲まれ、、厚さ30cm、内径 約5.6m、全高 約22m(8階建ビル)の圧力容器に入れてあった。
それらが炉心シュラウド(Core shroud)の円筒状の構造物に囲まれ、、厚さ30cm、内径 約5.6m、全高 約22m(8階建ビル)の圧力容器に入れてあった。
その全高 約22mの圧力容器は土台(ペデスタル・pedestal)に載って、全高 約33mの格納容器に収まっていた。
それらで、核燃料中のウラン235の核分裂反応が連鎖し、発生したエネルギーの一部で電気エネルギーが発生し、発電が進行していた。そこに、2011年3月11日14時46分に震度6強の地震が襲った。続く
2023;0414規制庁・監視評価検討会 より ① [東電核災害の検証]
原子力規制委員会 第107回特定原子力施設監視・評価検討会(2023年04月14日) より 覚書
3時間12分より東京電力の《1号機原子炉格納容器内部調査の状況について》資料5-1 の審議
原子炉を収めている圧力容器を載せて下支えしてる、格納容器内のペデスタル・pedestal(台、基礎〉の論議が注目された。
原子炉を収めている圧力容器を載せて下支えしてる、格納容器内のペデスタル・pedestal(台、基礎〉の論議が注目された。
ついで
規制庁の見解を、東京電力福島第一原子力発電所事故対策室・1F事故対策室 室長 :竹内 淳が39分頃まで述べてる。。
注目したのは、36分頃の、「ペデスタル(台、基礎〉の耐震性少ないと言っても、判っても、何もできない。
『仮に原子炉・圧力容器を重力から支持する機能を喪失したとしても、その際に取り得る方策については検討』する論議を進めるべき」旨の発言し資料の12頁と21頁を挙げた。
発言部分
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12頁
2023;0414規制庁・監視評価検討会 より ⓪ [東電核災害の検証]
原子力規制委員会 第107回特定原子力施設監視・評価検討会(2023年04月14日) より 覚書
理解する前提知識
2011年3月11日午後2時46分、宮城県三陸沖を震源としたマグニチュード(M)9の地震が起きた。東京電力の福島第一原子力発電所は、発電所の原子炉を稼働するための電力を、外部発電所から受け取るための送電線を通す送電搭が倒れ、外部電力を失った。そうした外部電力喪失に備えていた非常発電装置・機は直ちに稼働し、原子炉に稼働を停止し炉から熱を除く・炉を冷却するための電力を供給した。地震から約50分後に高さ約15メートルの津波が来襲し、1号機から4号機の敷地まで遡上した。これにより海水が非常発電装置・機にかかりました。
1号機と2号機は非常用ディーゼル発電機やバッテリー(直流電源)、電源盤等すべての電源を失い、3号機は発電機は津波がかかり交流電源は失われたがバッテリー(直流電源)、電源盤など直流電源設備は1号機、2号機と異なり、少し高い位置にあったことから浸水を免れ非常用炉心冷却装置のRCIC・原子炉隔離時冷却系や高圧注水系などの運転・制御に電力を供給した。
3号機は1日半の13日に炉水の水位が低下し、核燃料が熔けメルトダウン・炉心損傷に至りました。
2号機ではRCIC・原子炉隔離時冷却系が全電源を失った後でも動き続け、約3日間炉水が注水され続けた。12日午後1時25分にRCIC・原子炉隔離時冷却系が停止し、炉水の水位が低下、メルトダウン・炉心損傷。
1号機は、地震から約50分後の11日15時半頃に全電源喪失・ブラックアウトし、それで炉水注水が無くなりました。原子炉・圧力容器内の水は核燃料の崩壊熱で蒸発し続け、約4時間後、燃料が水面から露出して、炉心損傷が始まり、やがて溶融した炉心が圧力容器の底を貫通(炉心貫通・メルトスルー)し格納容器のコンクリート床面に堆積した。
続く
漂流するトモダチー2018年・・その⓶ [東電核災害の検証]
刊行日--2018.1--
ISBN 978-4-02-251510-0
新潟市立図書館収蔵 新津館 A/369/タ/
日本海側に派遣された佐世保を母港としていたエセックス、デンバー、ジャーマンタウン、トーチュガは、資料の図では、挙げられている。本文に第五章「強襲揚陸艦エセックスで作戦参加後、白血病に. 」172~176頁では触れられている。
強襲揚陸艦 エセックス(USS Essex, LHD-2)
ドック型揚陸艦「ハーパーズ・フェリー」(USS Harpers Ferry, LSD-49) LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇 ・・2隻
ドック型揚陸艦「ジャーマンタウン」(USS Germantown, LSD-42)
米軍は物資の輸送拠点としてまず山形空港を活用
米軍はがれきの除去に使う重機などを山形空港に集め、作業現場にヘリや陸路で運ぶ。食料品や水といった物資の輸送拠点とする。
在日米軍佐世保基地所属の「トーチュガ」は15日午前7時半ごろ、苫小牧港に到着。16日午後、陸自北部方面隊の第5旅団を中心に隊員約280人、車両約90両を積み、青森県むつ市に向けて出港した。17日午前に青森入りする予定だ。
在日米海軍司令部の16日発表、米海軍は現在8隻の態勢を13隻に増強
米海軍の強襲揚陸艦「エセックス」は、演習を終え、マレーシア寄港中だった。17日には山形県酒田港。佐世保基地所属のドック型揚陸艦「ハーパーズ・フェリー」と「ジャーマンタウン」の3隻が17日には山形県酒田港。
3隻は沖縄金武町にある米海兵隊基地キャンプ・ハンセンの海兵隊第31遠征隊を載せている。ヘリで移動し、仙台空港のがれき除去などに従事する。
続く
漂流するトモダチー2018年・・新潟市立図書館収蔵 新津館 [東電核災害の検証]
刊行日--2018.1--
ISBN 978-4-02-251510-0
新潟市立図書館収蔵 新津館 A/369/タ/
2011年3月11日14時46分の東日本大震災。救援に米軍は「Operation Tomodachi トモダチ作戦」を、米韓合同演習のために西太平洋を航行中であったロナルド・レーガン空母打撃群Ronald Reagan Carrier Strike Group(RRCGS) 八艦など20隻余りを福島沖、三陸沖や日本海に展開し実施。
それから七年後。称賛されたトモダチ作戦の裏で、従事した兵士たちは白血病など様々な病を発症していた。恐るべき被害の補償を求め、元兵士らが提訴。現在、原告数は四〇〇人以上にのぼる。誰が、何を隠そうとしているのか―日米のジャーナリストが被ばくの真実を追った。
●田井中雅人(たいなか・まさと)
朝日新聞・核と人類取材センター記者。横須賀支局、外報部などを経て、2007年から10年カイロ特派員。アメリカ軍空母に同乗取材し、インド洋での海上自衛隊からの対テロ戦争用の給油が対イラク戦争に目的外使用された疑惑を報じる。国際報道部デスクを経て、2012年度フルブライト・ジャーナリスト(米ハーバード大客員研究員)。著書に『核に縛られる日本』がある。
●エィミ・ツジモト