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水上原子力発電所:米国で過去に一例「スタージス」(Sturgs) [日々の雑感]

「原産協会メールマガジン」 2020年3月号(2020.3.25発行)
https://www.jaif.or.jp/mailmagazine/2020-03
ロシアが開発した海上浮揚式原子力発電所が12月に発電・送電開始した。その原発「アカデミック・ロモノソフ」概要紹介の記事が掲載。、12項目は年会費(1口13万円)を支払っている会員<限定>公開。

それで項目9の資料13頁の[水上原子力発電所:米国で過去に一例]で、「スタージス」(Sturgs)と題してある。
読み取れる範囲は
{米国陸軍原子力プログラムの一環として、原子力発電設備を搭載した船舶「スタージス」が1968年10月5日~1975年、パナマ運河地帯で電力供給。
「スタージス」は駆動力を持たないため、パナマ運河まで曳航。

搭載原子炉は∺∺∺∺∺?
――1967年1月起動、8月初発電。
――1967~68年に諸試験、要員訓練、改修など実施(この後、スタージスに搭載)
≒船の写真の右隣の記載≒

パナマ運河地帯における電力施設等の整備に伴い、「スタージス」は役割を終え、米国に戻る。
その後、「スタージス」は核燃料取り出し、除染、放射性廃棄物の撤去等を経て解体処分された。
≒ 後は読み取り不能≒}

STURGIS Wharves Board mtg 20141027 .jpg


ウィキペディア(Wikipedia)の日本語版には「MH-1A」の項目で表記されている。それの依れば、

SS Charles H. Cugleと呼ばれていた船体番号3145の第二次大戦時建造の戦時標準船liberty shipリバティ・シップの改造船である。liberty shipは、1941年から1945年まで2,710隻が急速建造された。後期の平均建造日数は42日。アメリカでの船形規格として「EC2-S-C1」のコードが与えられた。「EC」は「Emergency Cargo(非常時用貨物船)」、「2」は全長400-450フィート級、「S」は蒸気機関(steam engines)、そして「C1」は左記の規格の第1号船形を意味する。
電力と浄水を供給した。

ウィキペディア(Wikipedia)の英語版の「Army_Nuclear_Power_Program」の陸軍の原子力計画の項目で記載がある。https://en.wikipedia.org/wiki/Army_Nuclear_Power_Program
それの依れば、
アメリカ海軍の原子炉計画は潜水艦と船舶の核推進に、陸軍の原子力計画は発電設備に、焦点・集中していた。陸軍原子力プログラム(ANPP)は1954年に始まり、1977年頃までに実質的に終了した。ベトナム戦争(1955年11月 - 1975年4月30日)による長期的な研究開発の資金の削減により、最終的には完全に停止。
8つの原発プラントが建設された。物理的なサイズを小さくする必要から、MH-1A以外はHEU(高濃縮ウラン)を使用していました。《ウラン235の濃縮度を20%以上に高めたウランのこと。原子爆弾向けには最低20%以上、実用上90%以上の濃縮度が必要とされ、90%以上の濃縮度は兵器級 (Weapons-grade) とも呼ばれる》
MH-1A原子炉は濃縮範囲4〜7%の低濃縮ウラン(LEU)を使用
>陸軍の原子力計画<に続く

タグ:海上原発
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