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放射線の単位 [被曝管理]

放射線の単位
放射能<Bq> ベクレ
放射能とは放射線を放出する性質や能力のことです。この能力の高さを表す単位がBq(ベクレル)で、放射性同位元素<RI>の1秒間の壊変(=崩壊)数と定義されています。放射能がもとの半分になるまでに要する時間を半減期といい、その期間はRIごとに固有です。Bqは、放射能の発見者であるアントワーヌ・アンリ・ベクレルの名前に由来します。
放射線の基礎-44縮.jpg
照射線量<C/kg> クーロン・パー毎・キログラム 
X・γ線は、原子と衝突して軌道 電子を弾き出す電離作用があります。照射線量C/kg(クーロン毎キログラム)は、X・γ線が空気中を通過する時に作る電気の量をあらわします。以前使われたR(レントゲン)のほうがなじみ深いという方も多いかもしれませんが、現在の国際単位系ではC/kgと表示されます。
1C/kg=3.87597x10³R  、 1R=2.58x10⁻⁴
吸収線量<Gy> グレイ
吸収線量Gy(グレイ)は、放射線の通過した物質がその放射線からどの程度のエネルギーを吸収したかを表す単位です。1kgに1J(ジュール)のエネルギーを与えた放射線の量が1Gyとなります。従って国際単位系ではJ/kgですが、固有名称としてGyも認められています。吸収線量の測定で業績を残したハロルド・グレイの名前に由来します。
等価線量や実効線量に続く


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