第82回学習交流会-SPEEDIと避難の問題-感想・資料、PBS [新潟女性の会]
第82回学習交流会-SPEEDIと避難の問題-が、2020令和2年にあった。その資料-PBS
原発事故が発生した際、今後の事故の進展予測の参考とするために、「解析予測システム (APS)」及び「プラン
ト事故挙動データシステム (PBS)」があり、これらのシステムはプラントの状態をコンピュータで解析し、
その情報を画面に表示します。
APSでのコンピュータによる解析では、電気事業者から送られる伝送パラメータを入力することにより、実現象に即した予測解析が行われます。
予測計算の結果として、炉心出口温度、原子炉および格納容器の温度・圧力等のプラント主要パラメータ値のトレンドグラフや放射性物質の放出量を表示します。
この放射性物質の放出量は、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)に受け渡されることになります。
PBSでは、予め、種々の事故事象に対するプラント挙動を解析し、これら解析結果をデータベース化しておきます。事故が発生した際は、似かよった事象をデータベースから検索・表示することにより、APSよりも早い段階で、おおよその事故進展を把握することができます。また放射性物質の放出量をSPEEDIに受け渡すことも可能です。