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第82回学習交流会-SPEEDIと避難の問題-IAEA安全基準のSPEEDI仕様 [新潟女性の会]

第82回学習交流会-SPEEDIと避難の問題-が、2020令和2年にあった。SPEEDIはIAEAの安全基準№GS-R-2への対応で設置されたことを明らかにする資料が出てきた。原子力安全委員会(現・規制委員会)原子力施設等防災専門部会 防災指針検討ワーキンググループの2012年11月の第11回会合に出された資料。[防WG第11-4-1号]の「IAEA安全要件(GS-R-2)への対応」 関連部分を抜粋

 放射性物質の環境への[計画外の]排出[又は被ばく]の範囲と、程度の『早期予測又は評価』のIAEA要求には、ERSS,SPEEDIで対応 。
気象情報と放出源情報を入力することによって、迅速に放射能の影響が予測できる緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDIネットワークシステム: System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information)、
原子力事業者から送られる施設の運転情報等をもとに、施設の状態予測等を行う緊急時対策支援システム(ERSS:Emergency Response Support System)
siryo4-1IAEA安全要件(GS-R-2)整理①縮.jpg
siryo4-1IAEA安全要件(GS-R-2)整理②、縮.jpg

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第82回学習交流会-SPEEDIと避難の問題-IAEAの安全基準で設置 [新潟女性の会]

第82回学習交流会-SPEEDIと避難の問題-が、2020令和2年にあった。その資料からSPEEDIは、IAEAの安全基準で設置された点を抜粋する。
国際原子力機関( International Atomic Energy Agency:IAEA)は1957年に[原子力の平和的利用を促進するとともに,原子力が平和的利用から軍事的利用に転用されることを防止することを目的]に創立された。日本はIAEA創設時からの指定理事国。
IAEAは、IAEA憲章の第Ⅲ条の規定によって、原子力の安全を確保するための「安全基準」(Safety Standards)の策定を行っている。安全原則、安全要件、安全指針からなるIAEA安全基準シリーズとして出版発行してる。
安全原則(Safety Fundamentals・青字表紙)は、平和目的のための nuclear energy・原子力開発と応用に際しての安全と防護の基本的な目的、概念及び原則を示している。
安全要件(Safety Requirements・赤字表紙)は、安全を確保するために満足しなければならない要求事項を定めている。これらの要求事項は、「shall文(ねばならない)」で記述されており、安全原則で述べられている目標と原則に律せられている。
安全指針(Safety Guides・緑字表紙)は、安全要件を満足するための活動、条件又は手続きを推奨して いる。安全指針の推奨事項は、推奨された対策あるいは条件を尚足するための他の同等の対策を採る必要があるという意味合いで、「Should文(すべきである)」で表現されている。
そして「安全基準は加盟国を法的に拘束するものではないが、自国の活動に関する国内法規で準用するために、加盟国の裁量で採用することができる。」とされている。それで加盟各国は、国際規格として安全基準文書を参照して、それぞれの国内法に反映している。
この基準のなかに[SAFETY STANDARDS SERIES No. GS-R-2 ;PREPAREDNESS AND RESPONSE
FOR A NUCLEAR OR RADIOLOGICAL EMERGENCY ;SAFETY REQUIREMENTS] 英原文
がある。これへの対応で日本政府は、SPEEDIを設置した。 続く
原STI_PUB_1133.jpg



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