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プルトニウムファイル―アイリーン・ウェルサム/著 -- 翔泳社 -- 2013.1 [放射能検査と摘発、食品、水]

71KyLLw5z1L.jpgプルトニウムファイル 原タイトル:The plutonium filesの抄訳
副書名 いま明かされる放射能人体実験の全貌
著者名1 アイリーン・ウェルサム /著  
著者名2 渡辺 正 /訳  

出版者 翔泳社
出版年 2013.1
ページ数 16,549,6,2p 図版16p
版注記 2000年刊の新装版
ISBN 978-4-7981-3088-0
新潟市図書館収蔵 巻館 /559/ウ/ 

内容紹介プルトニウム原子の誕生から4年半、マンハッタン計画が正式に発足し、放射能の人体への影響を調査するためにアメリカは国費で放射能人体実験に着手していた…。当事者たちを取材し、国家ぐるみの人体実験の全貌に迫る。
ピューリツァー賞受賞ジャーナリストの大著、新装版で登場!「プルトニウムの人体投与」 本書は2000年8月に翔泳社より刊行された『プルトニウムファイル』上下巻を合本にしたうえで、若干の加筆・修正をし、訳者あとがきを一部新しくした新装版です。 プルトニウム原子の誕生からわずか四年半、マンハッタン計画が正式に発足し、放射能の人体への影響を知りたいがために、アメリカは国費をつかって放射能「人体実験」をはじめた。その厚い国家秘密の壁は、半世紀を経て一人の女性記者によって崩れはじめたのだった。そして「人体実験」の機密のヴェールは開かれ、コードネームだけの被害者たちは、ようやく生身の人間と変わった。 しかし、汚染されてしまった被害者の体は?実験によって亡くなった人は?秘密主義の名残りが、実験にかかわった医師たちの秘密隠蔽や言い逃れに変わるのか……?
ラジウム [ドア・ブラムという口腔外科医がそれに気づく。何かがおしい・・・・・・。一九一四年、時計の文字盤に夜光塗料を塗っていた若い女性が診察に来て、歯の治療のあと顎がなんだかおかしいという。口を開けさせたブラムは、見たこともない光景を目にする。歯医者は、あごの骨がボロボロになってしまった患者がいる、原因は時計の針に夜光塗料を塗る彼女の仕事にあるのではないかという疑いを報告。患者はまもなく死んだ。だが、なんの対策も取られず、]
目次
第1部 「産物」(プルトニウムは酸の味;カリフォルニア大学・放射線研究所 ほか)
第2部 核のユートピア(十字路にて;来る人去る人 ほか)
第3部 核実験のモルモット(スターリンの果たし状;兵士のモルモット第一号 ほか)
第4部 合衆国版・ナチ収容所(「マウスかヒトか?」;ヒューストンの「クリップ」軍医 ほか)
第5部 清算(「真実を言おう」;暴露と痛み ほか)
著者等紹介
ウェルサム,アイリーン[Welsome,Eileen]
1951年ニューヨーク市生まれ。テキサス大学オースチン校卒業。87年より『アルバカーキ・トリビューン』紙の記者(94年退社)。プルトニウム注射の報道記事で受賞したピューリツァー賞(94年)のほか、多方面の報道活動によりジャーナリスト協会公共部門賞、ジョン・ハンコック賞、全国ヘッドライナー賞、シュルデン・リング取材報道賞、新聞協会ヘイウッド・ブラウン賞、ジョージ・ポーク国内報道賞、スクリプス・ハワード公共部門賞などを受賞
渡辺正[ワタナベタダシ]
1948年鳥取県生まれ。東京大学大学院博士課程修了、工博。同大学助手・助教授・教授(生産技術研究所)を経て定年退職。2012年より東京理科大学教授(東京大学名誉教授)。生体機能化学、環境科学などを専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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