SSブログ

ヨウ素I-140~136 原子力発電環境整備機構・NUMOのP⑳ [使用済核燃料、再処理、廃棄]

原子力発電環境整備機構・NUMOの、再処理ででる放射性廃棄物を地中に捨てる「地層処分」のPR説明会について何回かに分けて書いてみる。その20回目、。

*********

ヨウ素、陽子数・原子番号53の原子核は、37ヶをこれまで確認している。安定核は、中性子数nが74ヶ、質量数A127のヨウ素I-127だけである。U-235の核分裂で生成する可能性は、陽子過剰の中性子数nが75ヶから91ヶまでの中性子過剰のI-128~I-144の17核種にある。I-144~141は前に検討した。続き


質量数A=140の安定核は、陽子数・原子番号58のセリウムCe-140のみ。セリウムは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号57のランタンLa-140は半減期1.6781日でβ崩壊し58番のセリウムCe-140に壊変。
陽子数・原子番号56のバリウムBa-140は半減期12.752日でβ崩壊し57番のランタンLa-140に壊変。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-140は半減期63.7秒でβ崩壊し56番のバリウムBa-140に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-140は半減期13.60秒で55番のセシウムCs-140に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-140は半減期860ミリ秒・千分の一秒で54番のキセノンXe-140に
陽子数・原子番号52のテルルTe-140は半減期約300ミリ秒で53番のヨウ素I-140に
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-140は、発見されていると云う情報と未発見としている記載がある。


質量数A=139の安定核は、陽子数・原子番号57のランタンLa-139のみ。ランタンLaは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号56のバリウムBa-139は半減期83.06分でβ崩壊し57番のランタンLa-139に壊変。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-139は半減期9.27分でβ崩壊し56番のバリウムBa-139に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-139は半減期39.68秒で55番のセシウムCs-139に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-139は半減期2.282秒で54番のキセノンXe-139に
陽子数・原子番号52のテルルTe-139は半減期500ミリ秒・千分の一秒で53番のヨウ素I-139に
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-139は、半減期約300ミリ秒で52番のテルルTe-139
陽子数・原子番号50のスズSnの質量数A=139は発見されてない。


質量数A=138の安定核は、陽子数・原子番号56のバリウムBa-138。原子番号58番のセリウムCe-138も半減期が150×10の12乗・兆・年以上と見込まれていて、天然のセリウムの0.251%占めているから安定核扱いされ、陽電子崩壊の行き着き先になることがある。陽子数・原子番号57のランタンLa-138は半減期1050億年と宇宙の現年齢の約10倍でβ崩壊して56番のバリウムBa-138に壊変するか軌道電子捕獲で58番のセリウムCe-138になると理論的には推測されている。

陽子数・原子番号55のセシウムCs-138は半減期33.41分でβ崩壊し56番のバリウムBa-138に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-138は半減期14.08分で55番のセシウムCs-138に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-138は半減期6.23秒で54番のキセノンXe-138に
陽子数・原子番号52のテルルTe-138は半減期1.4秒で53番のヨウ素I-138へ
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-138は、半減期500ミリ秒・千分の一秒で52番のテルルTe-138へ
陽子数・原子番号50のスズSnの質量数A=138は発見されてない。


質量数A=137の安定核は、陽子数・原子番号56のバリウムBa-137のみ。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-137は半減期30.1671年でβ崩壊し56番のバリウムBa-137に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-137は半減期3.818分で55番のセシウムCs-137に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-137は半減期24.13秒で54番のキセノンXe-137に
陽子数・原子番号52のテルルTe-137は半減期2.49秒で53番のヨウ素I-137へ
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-137は、半減期450ミリ秒・千分の一秒で52番のテルルTe-137へ
陽子数・原子番号50のスズSn-137は、半減期190ミリ秒で51番のアンチモンSb-137へ
陽子数・原子番号49のインジウムInの質量数A=137は発見されてない。

同質量数A=136_.jpg

質量数A=136の安定核は、陽子数・原子番号56のバリウムBa-136のみ。
だが、原子番号58番のセリウムCe-136、挙げられる事がある。半減期38×10の15乗・千兆・年以上と見込まれていて、天然のセリウムの0.251%占めているから、陽子過剰核59番のプラセオジムPr-136の崩壊の行き着き先に挙げられる事がある。

陽子過剰核である57番のランタンLa-136の半減期9.87分での陽電子崩壊先、中性子過剰核である55番のセシウムCs-136の半減期13.16日のβ崩壊先に唯一の安定核である原子番号56番のバリウムBa-136が挙げられるが、それ以外の中性子過剰核のβ崩壊の行き着き先は違う。
原子番号54のキセノンXe-136が挙げられている。二重ベータ崩壊し原子番号が二つ増え原子番号56のバリウムBa-136に壊変と推定されているが、その崩壊が今まで観測されたことはない。半減期が10×10の21乗・千兆×百万・年以上との推定、それで安定核扱いされている。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-136の半減期83.4秒のβ崩壊で先にキセノンXe-136が挙げられている。
陽子数・原子番号52のテルルTe-136は半減期17.63秒で53番のヨウ素I-136へ
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-136は、半減期923ミリ秒・千分の一秒で52番のテルルTe-136へ
陽子数・原子番号50のスズSn-136は、半減期250ミリ秒で51番のアンチモンSb-136へ
陽子数・原子番号49のインジウムInの質量数A=136は発見されてない。


このように検討すると、原子番号60のネオジムNd-144(中性子数n=84)や原子番号58のセリウムCe-142(中性子数n=86)や原子番号54のキセノンXe-136(中性子数n=82)の様に、半減期が10の15乗・百兆・年単位で安定核扱いされる放射性の原子核がある。これらの、宇宙で生成した分やそれに至るβ崩壊の列を作る原子核・ヨウ素のような元素による分が溜まって地球上でみつかるのだろうな。宇宙はこれからも、進化・変化し続けるのだろう。そして人間は、質量数A=141~136のヨウ素を、半減期百兆・年単位の放射性元素に繋がるヨウ素を原子炉で人間は作っている。
このように、半減期が38×10の15乗・千兆・年のような超々寿命の放射能があるとは。!!

続く

**************

原子力発電環境整備機構・NUMOの、再処理ででる放射性廃棄物を地中に捨てる「地層処分」のPR説明会が7月29日に新潟市であった。参加申し込みをした。しかし、当日参加できず、ネットで公開されている「当日の資料 (映像資料)・「地層処分とは・・・?」はこちら https://www.numo.or.jp/pr-info/pr/video/#sec_01
(説明用資料)・『説明資料』(PDF形式:607KB)PDF https://www.numo.or.jp/taiwa/pdf/setsumei_taiwa2018.pdf」などを見ての感想。



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント