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ヨウ素I-144~141 原子力発電環境整備機構・NUMOのP⑲ [使用済核燃料、再処理、廃棄]

原子力発電環境整備機構・NUMOの、再処理ででる放射性廃棄物を地中に捨てる「地層処分」のPR説明会について何回かに分けて書いてみる。その19回目、。

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ヨウ素、陽子数・原子番号53の原子核は、37ヶをこれまで確認している。安定核は、中性子数nが74ヶ、質量数A127のヨウ素I-127だけである。中性子数nが55から73ヶの陽子過剰のI-108~I-126の19核種かある。半減期は最長で59.4日で陽電子崩壊や軌道電子捕獲することになるが、陽子数・原子番号52のテルルTeはTe-126、-125、-124、-122、-120は安定核だから壊変は終わるが残りは崩壊の旅を続ける。U-235の核分裂で生成する可能性は、陽子過剰の中性子数nが75ヶから91ヶまでの中性子過剰のI-128~I-144の17核種がある。これらがU-235の核分裂で生成する可能性がある。
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質量数A=144の安定核は、陽子数・原子番号62のサマリウムSm-144でサマリウムは常温・常圧では固体。60番のネオジムNd-144が半減期2.29×10の15乗・百兆・年で安定核扱いされる。ネオジムは常温・常圧では固体。
原子番号61番のプロメチウムPm-144は陽電子崩壊しネオジムNd-144を崩壊先にしている。
陽子数・原子番号59のプラセオジムPr-144は半減期17.28分でβ崩壊し60番のネオジムNd-144を崩壊先にしている。プロメチウムは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号58のセリウムCe-144は半減期284.9日でβ崩壊し59番のプラセオジムPr-144が崩壊先。
陽子数・原子番号57のランタンLa-144は半減期40.8秒でβ崩壊し58番のセリウムCe-144に壊変。
陽子数・原子番号56のバリウムBa-144は半減期11.5秒でβ崩壊し57番のランタンLa-144に壊変。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-144は半減期994ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊しバリウムBa-144に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-144は半減期338ミリ秒で55番のセシウムCs-144に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-144は半減期50ミリ秒で54番のキセノンXe-144に
陽子数・原子番号52のテルルTeでA=144は発見されてない。


質量数A=143の安定核は、陽子数・原子番号60のネオジムNd-143だけ。ネオジムは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号59のプラセオジムPr-143は半減期13.37日でβ崩壊し60番のネオジムNd-143に。
陽子数・原子番号58のセリウムCe-143は半減期33.039時間でβ崩壊し59番のプラセオジムPr-143が崩壊先。
陽子数・原子番号57のランタンLa-143は半減期14.2分でβ崩壊し58番のセリウムCe-143に壊変。ランタンLaは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号56のバリウムBa-143は半減期14.5秒でβ崩壊し57番のランタンLa-143に壊変。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-143は半減期1.79秒でβ崩壊しバリウムBa-143に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-143は半減期511ミリ秒で55番のセシウムCs-143に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-143は半減期100ミリ秒で54番のキセノンXe-143に
陽子数・原子番号52のテルルTeの質量数A=143は発見されてない。


質量数A=142の安定核は、陽子数・原子番号60のネオジムNd-142。
陽子数・原子番号59のプラセオジムPr-142は半減期19.12時間でβ崩壊し60番のネオジムNd-142になるか軌道電子捕獲で58番のセリウムCe-142に壊変する。。
陽子数・原子番号58のセリウムCe-142は半減期50×10の15乗・千兆・年以上で2重β崩壊し60番のネオジムNd-142が崩壊先と推測されている。しかし、今まで観測されたことはない。天然のセリウムの11.114%を占めている。それで安定核扱いされる。セリウムは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号57のランタンLa-142は半減期91.1分でβ崩壊し58番のセリウムCe-142に壊変。
陽子数・原子番号56のバリウムBa-142は半減期10.6分でβ崩壊し57番のランタンLa-142に壊変。バリウムBaは常温・常圧では固体。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-142は半減期1.689秒でβ崩壊しバリウムBa-142に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-142は半減期1.22秒で55番のセシウムCs-142に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-142は半減期約200ミリ秒で54番のキセノンXe-142に
陽子数・原子番号52のテルルTe-142は半減期約50ミリ秒で53番のヨウ素I-142に
陽子数・原子番号51のアンチモンSbの質量数A=142は発見されてない。


質量数A=141の安定核は、陽子数・原子番号59のプラセオジムPr-141のみ。
陽子数・原子番号58のセリウムCe-141は半減期32.508日でβ崩壊し59番のプラセオジムPr-141に。
陽子数・原子番号57のランタンLa-141は半減期3.92時間でβ崩壊し58番のセリウムCe-141に壊変。
陽子数・原子番号56のバリウムBa-141は半減期18.27分でβ崩壊し57番のランタンLa-141に壊変。
陽子数・原子番号55のセシウムCs-141は半減期24.84秒でβ崩壊し56番のバリウムBa-141に。
陽子数・原子番号54のキセノンXe-141は半減期1.73秒で55番のセシウムCs-141に。
陽子数・原子番号53のヨウ素I-141は半減期430ミリ秒・千分の一秒で54番のキセノンXe-141に
陽子数・原子番号52のテルルTe-141は半減期約100ミリ秒で53番のヨウ素I-141に
陽子数・原子番号51のアンチモンSbの質量数A=141は発見されてない。

続く

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原子力発電環境整備機構・NUMOの、再処理ででる放射性廃棄物を地中に捨てる「地層処分」のPR説明会が7月29日に新潟市であった。参加申し込みをした。しかし、当日参加できず、ネットで公開されている「当日の資料 (映像資料)・「地層処分とは・・・?」はこちら https://www.numo.or.jp/pr-info/pr/video/#sec_01
(説明用資料)・『説明資料』(PDF形式:607KB)PDF https://www.numo.or.jp/taiwa/pdf/setsumei_taiwa2018.pdf」などを見ての感想。



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