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KK原発の原子力防災/南西の風の汚染シミュレーション [柏崎刈羽原発の防災計画]

東京電力の柏崎刈羽原発(㏍原発)、事故時の住民避難計画を評価してみる。kk原発の避難計画では、避難先が風下に計画されており、かつUPZ30km圏の境界付近のPPAに設定されている事が多かった。
[PPA とは、Plume Protection Planning Area(プルーム防護措置実施地域)の略称で、新潟県地域防災計画(原子力災害対策編)では、「屋内退避計画地域」と定義づけて、kk原発から50km圏である。]
南西の風で北東風下        西南西の風で東北東風下
H26防災計画g南西の風.jpg H26防災計画g西南西の風.jpg
その当否を検討するために、新潟県と東電が昨年2015年12月16日付で公表した放射性物質の拡散シミュレーションの結果、影響評価の南西の風の場合を集約した。
南西No.132,1P16h3.jpg
PPA屋内退避計画地域もOIL2の汚染
強風、中風、弱風の何れもPPA50km圏を超えてOIL2の汚染範囲が広がっている事が見て取れる。見附市はPPA超の新発田市や胎内市を避難先にしているが汚染地帯から汚染地への移動にならないだろうか。

山はブルームを遮る??
東電のDIANA評価の中風では、「DIANAでは放射性物質の移流が風下の山地に大きく妨げられて進行方向を変えたり、領域内に留まりやすくなる」(原子力安全技術センター:山崎原子力防災事業部参事、議事録P19)との特徴からか、弥彦山が屏風のようにブルームを遮った結果が出ている。
 山、山脈をブルームは超えるか??次に扱う北西の風では、超える例と「地上付近の空気が重くなりますので、山を登り切ってない。」例が出てくる。
 続く

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