フランスのコアキャッチャー EPR欧州型加圧炉 [AM-メルトスルー、CCI]
ロシアのMLD:溶融局所化装置は、米国のPWRのIVR原子炉容器内溶融保持策は共に核燃料溶融物デブリ・コリウムを局所に閉じ込めようとする。ロシアは直下に設置した高さ14m、直径6.5m、重さ750tの鋼鉄製の鍋・vesselに封じる。米国は原子炉RVからのメルトスルーを防止して、その中に閉じ込める、そしてMLDやRVの外側を冷却水で包み上面に冷却水を散布して冷却する。
フランスのEPR欧州加圧水型炉のそれは原子炉直下に落下してくる溶融物を、一旦直下で受け止め、溶融物の流動性と重力による移動でロ米に較べて薄く拡がる冷却装置に導き、冷却水で冷やす。
フランスのEPR欧州加圧水型炉のそれは原子炉直下に落下してくる溶融物を、一旦直下で受け止め、溶融物の流動性と重力による移動でロ米に較べて薄く拡がる冷却装置に導き、冷却水で冷やす。
← フランスのフラマンヴィル原子力発電所の実証EPR炉FA3
右側に導かれた溶融物が拡がる構造が見える。
3者とも加圧型で格納容器が大きい、出力当りの空間量が大きいから、冷却水が奪った崩壊熱を格納容器からの自然伝熱で外部に放出される。
EPRのコアキャッチャーは、炉からメルトスルーした溶融物コリウムが保持部、170m²のSpreading Areaに拡がる確証がない。これまでの研究では半分固まった流動性がほとんどないような場合もあるとされている。拡がるまでに時間がかかると、冷却が上手くいかないのではないか?
タグ:コアキャッチャー
2014-12-11 16:53
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