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地下水の汚染 2011/04/15 [放射能検査、空間、全般]

地下水の汚染 2011/04/15

注水量 2011/4/14のプラント状況表に拠れば、1時間当たり、1号機に6トン、2号機に7トン、3号機に7トン。

圧力容器の水位が上がらないので、この水は、原子炉の崩壊熱によって蒸発したり、そのまま水で原子炉圧力容器から出ている。
電気出力100万kW(熱出力は300万kW)で、核分裂停止後1月でその崩壊熱(残留熱)は熱出力0.1%、3000kWk位で、水の蒸発潜熱(大気圧で2260kJ/kg)で冷却するには約毎時5トンの注水が必要となるそうである。1、2、3号炉で202.8万kWだから冷却し、蒸発する水は毎時約10トンである。この残留熱は、スクラムで停止するまでの核分裂の進行度(燃焼度)によるから、より正確な水量の推定は東電がおこなえる。
核燃料を冷却して水蒸気になった水も、格納容器内に溜まり、水に戻るものや水蒸気で外部にでるものがあるだろう。毎時、注水された20トンの水の大半は、水になって格納容器、原子炉建屋に溜まる。この水には、放射能が含まれています。

格納容器が壊れてなくて健全ならば、格納容器内が水に満たされれます。3月14日の福島原発 海水漬けの格納容器は余震に耐えられるか?という記事は、そうした視点で書きました。

ところが、各号機の格納容器が破損していますから、この水は格納容器から原子炉建屋に漏れ出ます。東電福島第一原発は、3月11日の地震とその津波で、約4~5m浸水しています。その残り水に、漏れ出した冷却水が加わります。その水、建屋の地下が健全なら、水位が上がって来るはずですが、、

隣のタービン建屋や点検用通路・トンネルには漏れていますが、そこだけなのでしょうか??地下に漏れていないのか??


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 福島第一原発の1号機と2号機で、タービン建屋付近の地下水に含まれる放射性物質の濃度が1週間前に比べて大幅に上昇していることが分かりました。4/15の報道

 東京電力:「13日に(地下水を)サンプリングした際に、ヨウ素の濃度が1けた上昇しているということもございました」
 東京電力によると、1号機から6号機のタービン建屋周辺にある地下水を調べた結果、セシウム134の濃度が高いところで約40倍になるなど、1号機と2号機で地下水に含まれる放射性ヨウ素やセシウムの濃度が大幅に上昇していることが分かりました。東京電力では、原子力安全・保安院からの指示を受け、週に一度だった調査を週3度に増やして監視を強化します。また、3号機の原子炉格納容器内の温度が12日から2日間で100度近くも上昇したことが分かりました。燃料棒が収められている圧力容器本体の表面でもわずかな温度上昇が見られました。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210415001.html


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