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第14回避難方法検証委員会⑦ 説明 議事録14頁とダーティー・ボム(放射能兵器)補遺 [東電核災害検証・避難県委員会]

「第14回新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会」の開催。2020令和2年11月16日、

資料№3 テロ等による避難計画への影響について・・提出者の佐々木委員の説明
 議事録の12~17頁のうち14頁注目個所よりhttps://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/249418.pdf

14頁の注目個所
3番目に、テロリズムの種類と実際です。
原発自体がダーティー・ボム(放射能兵器)になるというのが安全保障の世界では常識、これはテロリストたちにとっては、そのようなもの。
補遺 ダーティー・ボム(放射能兵器)とは、  
核兵器は核分裂によって高熱と放射線を発生させ爆発させるが、ダーティーボムは、通常の爆弾の内部または周囲に放射性物質・放射能・核分裂生成物・死の灰を詰めたもので、比較的簡単に製造できる。通常のTNT火薬のような爆薬の爆発によってこの放射性物質を飛散させる。
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もし都市で使用されたら,飛散した放射性物質・死の灰により人が瞬時に死亡することはないだろう,しかし住人を恐怖のどん底に陥れ,その地域の総資産価値を暴落させるだろう。また,放射性物質の多くは道路やガラスと化学的に結合するため,長期間にわたって汚染が残り,浄化作業には膨大な費用がかさむ。
ダーティーボムに使用される可能性が最も高い放射性物質はセシウム137いわれる。セシウム137は、ガンの治療に病院で使用されている。ブラジルのゴイアニアでは1987年、廃病院に捨てられていたセシウム137入りの医療用装置が盗み出され、廃品回収業者に売り渡された。後に、4人が死亡し、3万4000人以上が汚染検査を受けるという事故が発生してる。
チェルノブイリ原発事故では、屋根材やコンクリートや土壌から結合したセシウム137が見つかっている。セシウム137は半減期30年だから、19864月26日の事故でチェルノブイリ原発4号基から放出されたた量の約四分の一に減っている。しかしセシウムの化学的性質「非常に反応しやすい金属」から、つねに他の元素と結合した状態で発見される。つまりセシウム137でひとたび汚染された物質から、放射性セシウムを除去することは不可能に近い。「ロシアの人々は何年にもわたってセシウムの除去を試みたが、結局諦めてしまった。」「人々は自分たちの村や町を捨てなければならなかった。広大な土地はただの空き地になってしまった。セシウムは社会を崩壊させる恐ろしい物質だ」
2002年3月、アルカイダはセシウム137を「おそらく入手した」という「政府の統一見解」が公表され、5月にはアルカイダに心酔している米国人がダーティーボム(汚い兵器)を製造・使用しようと計画した容疑で逮捕されてる。2016年3月にベルギーのブリュッセルを攻撃したテロリスト達の当初の標的は、原子力発電所であったのではないかと治安当局は考えた。
「第14回新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会」の議事録の14頁注目個所より
持ち込まれるようなスーツケース爆弾、車両爆弾もあります。アメリカなどのテロリズム対策では爆弾を積んだトラックが突入してくることが前提になっています。それからサイバーテロです。これも私たちは考えなければいけないのですが、意図的にデマを流す。避難行動のときに意図的なデマを流すこともあり得ます。それからドローンです。ドローンは監視の役割と武器輸送の役割があります。他に言うまでもなく航空機テロ、送電線への攻撃。日木の原発は送電線が極めて脆弱ですから、これを意図的に破壊しようと思えば容易に破壊が可能です。
そして、最も大きな脅威は「内部脅威」といいますけれども、内部に潜んでいる人たちが内部侵入をする場合で、これは極めて短時間にいろいろな活動が可能になってしまう。外から来るのではなく内側から破壊活動が行われることが考えられます。

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