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福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく (集英社新書 1051 B) (日本語) 新書 – 2021/1/15 [東電核災害の検証]

 616TuhpeE0L.jpg福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく

(集英社新書 1051 B)

発刊日 – 2021/1/15


ISBN-13 : 978-4087211511


出版社内容情報

放射線の被害 その痕跡は 闇に葬られた


福島原発事故後の甲状腺被ばく測定、裏で仕組まれた歪曲と隠蔽の工作。

なぜ被災者は裏切られたのか――

執念の調査報道で明らかになった衝撃の新事実が、今ここに。


2021年3月で発生から10年となる福島原発事故。

時間の経過とともに事実究明や責任追及が希薄になるなか、今現在も放射線の影響で生じうる健康被害を懸念する人々が多数いることを忘れてはならない。


本書は、新聞記者である筆者が被害の核心とされる甲状腺被ばくに切り込み、国や県が実態把握を怠った狡猾な工作を告発する書である。

彼らが認めていない放射線被害がいかに隠蔽・歪曲されたか――。

綿密な情報開示請求で得た膨大な量の文書とその解析、関係者への周到な聞き取り取材により、衝撃の真相に迫る。


【目次】

はじめに


第一章 100ミリシーベルトの少女

埋もれてきた計算/特別な数字/徳島大学/始まりは「大丈夫な値か」/「内部被ばくの公算大」/放医研の反応は鈍く/……ほか


第二章 1080人の甲状腺被ばく測定

SPEEDIと4つの疑問/情報開示請求で解明する/一級資料/ニコニコの日に裏腹な見解/数万人測定の構想/……ほか


第三章 早々と終えた理屈

交錯した思惑/「時間なく」と「絞り込み」/ハイリスク地域と拡大解釈/「甲状腺は安全と言える」/詭弁/測る時間はあった/……ほか


第四章 2011年3月17日

本来の対応/避難者の甲状腺も測るはずだった/スクリーニングも甲状腺を意識していた/除染を挟む意味/……ほか


おわりに


【著者プロフィール】

榊原崇仁(さかきばら・たかひと)

1976年、愛知県生まれ。京都大学大学院教育学研究科修了。 2002年4月、中日新聞社に入社。11年3月の東日本大震災時は北陸本社報道部に勤務。13年8月から東京本社(東京新聞)特別報道部。

福島県の県民健康調査や政府のリスクコミュニケーション、避難指示解除、帰還政策などを報じた。

16年3月から名古屋本社新城通信局。同年、日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞。18年8月から再び特別報道部。


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