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電気は誰のものか=電気の事件史ー2015 [電気料金制度・稼働率]

電気は誰のものか
電気は誰のものかLc.jpg副書名 電気の事件史
著者 田中 聡 /著 
出版者 晶文社
出版年 2015.8
ページ数 287p
大きさ 20cm
新潟市図書館収蔵 巻館 NDC分類(9版) 540.921
ISBN-13: 978-4794968906
発売日: 2015/8/24
サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
: 19.6 x 13.5 x 2 cm

内容紹介
 電気を制するものは、社会も制する? 長野県の赤穂騒擾事件、全国各地に吹き荒れた電気料金値下げをめぐる電灯争議、漏電火災への恐怖をあおる広報合戦…。電気事業黎明期にさまざまに発生した電気の事件簿。

内容紹介
電気を制するものは、社会も制する? 明治の日本、電気事業には、名士も壮士もごろつきも、あらゆる男たちが参入していた。一方で、村営や町営をめざす自治体も数多くあった。 その中のひとつが長野県の赤穂村(現駒ヶ根市)。赤穂村は村をあげて村営の発電所を作ろうと夢みたが、電力会社に拒まれ、怒った村人が村民の家を焼き討ちにした(赤穂騒擾事件)。 その他にも、全国各地を吹き荒れた電気料金値下げをめぐる電灯争議。漏電火災への恐怖をあおる広報合戦、電気椅子による死刑の是非……あたらしい技術とともに、既存の社会との齟齬は必ず生まれる。 電気なしでは生活が立ち行かない私たちの社会ではあるが、もっと融通無碍に電気と付き合うことはできないのだろうか。 近代の問題をさまざまな角度から論じてきた著者が、電気と日本社会のあり方について論じる意欲作。

出版社からのコメント
著者が20年間あたためてきたテーマである「電気」。明治の人々は、蠟燭やランプに慣れ親しんできたが、電気が身近になったときに、電気を希望とも思い、恐れもした。その葛藤は、原発事故以降の私たちの気分ともどこかリンクする。初心にもどって、「電気」というものを見つめなおしている。


目次
序 電気は盗めるか
第1章 電灯つけるがなぜ悪い?―赤穂村の騒乱
第2章 初点灯という事件
第3章 何が帝国議事堂を燃やしたのか
第4章 東西対決と電気椅子
第5章 電灯争議
第6章 仁義なき電力戦争
終章 再点灯の物語


著者について
田中聡[タナカ サトシ]
1962年富山県生まれ。富山大学人文学部卒業。同大学文学専攻科修了。膨大な資料をもとに、歴史に埋もれた事柄をあぶり出すノンフィクションを数多く著している。また近代化にともなう日本人の身体の変容についての著作もある。 著書に『ハラノムシ、笑う』(筑摩文庫)、『元祖探訪 東京ことはじめ』(祥伝社黄金文庫)、『江戸の妖怪事件簿』(集英社新書)、『陰謀論の正体! 』(幻冬舎新書)、『身体から革命を起こす』(甲野善紀との共著、新潮文庫)、『技ありの身体になる』(中島章夫との共著、バジリコ)、『美しき天然』(バジリコ)など多数があり、晶文社では『怪物科学者の時代』『ニッポン秘境館の謎』『不安定だから強い』がある。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


出版社内容情報
電気を制するものは、社会も制する? 名士に壮士にならず者、電気事業黎明期に暗躍した男たちの興亡史


序 電気は盗めるか

第一章 電灯つけるがなぜ悪い――赤穂村の騒乱

第二章 初点灯という事件
 一 京都の夜の太陽
 二 「電気知らず」事件
 三 怪物エレキがやってきた
 
第三章 何が帝国議事堂を燃やしたのか
      
第四章 東西対決と電気椅子
  一 電流代理戦争
二 電気椅子と電化社会


第五章 電灯争議


第六章 仁義なき電力戦争 
  一 政党の対立と大衆運動
  二 電力戦争
  三 小林一三、大臣を落第する


終章 再点灯の物語

参考文献
あとがき

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