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ヨウ素I-131、核実験と核事故 ヨウ素I-134~130 原子力発電環境整備機構・NUMOのP㉒ [使用済核燃料、再処理、廃棄]

原子力発電環境整備機構・NUMOの、再処理ででる放射性廃棄物を地中に捨てる「地層処分」のPR説明会について何回かに分けて書いてみる。その22回目、。

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ヨウ素、陽子数・原子番号53の原子核は、37ヶをこれまで確認している。安定核は、中性子数nが74ヶ、質量数A127のヨウ素I-127だけである。U-235の核分裂で生成する可能性は、陽子過剰の中性子数nが75ヶから91ヶまでの中性子過剰のI-128~I-144の17核種にある。I-144~135は前に検討した。続き


質量数A=134の核分裂生成物で安定核は、陽子数・原子番号56のバリウムBa-134。
陽子数・原子番号55番のセシウムCs-134は天然には生成せず。稼働中の原子炉の中でCs-133の中性子捕獲でしか生成しない。
陽子数・原子番号54番のキセノンXe-134は半減期が推定11×10の15乗 ・千兆・年以上なので準安定核に扱われている。
陽子数・原子番号53番のヨウ素I-134で半減期52.5分でβ崩壊しキセノンXe-134へ。
陽子数・原子番号52番のテルルTe-134で半減期19秒でβ崩壊しヨウ素I-134へ。
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-134は、半減期0.78秒で52番のテルルTe-134へ
陽子数・原子番号50のスズSn-134は、半減期1.050秒で51番のアンチモンSb-134へ
陽子数・原子番号49のインジウムIn-134は、半減期140ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊し50番のスズSn-134へ
陽子数・原子番号48のカドミウムCdの質量数A=134の核は発見されて無い。



質量数A=133の核分裂生成物で安定核は、陽子数・原子番号55番のセシウムCs-133のみ。天然にある。
陽子数・原子番号54番のキセノンXe-133は半減期5.2475日でβ崩壊しセシウムCs-133へ。
キセノンXe-133はU-235の収率の表にも載っている位、6.70%、に生成量が多い。キセノンは希ガスであり、ほとんど化学反応をせず化合物を作らず、単原子分子・気体のため捕まえて蓄えることが困難で、大気中に容易に放出・拡散する。
陽子数・原子番号53番のヨウ素I-133で半減期20.8時間でβ崩壊しキセノンXe-133へ。
陽子数・原子番号52番のテルルTe-133で半減期12.5分でβ崩壊しヨウ素I-133へ。
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-133は、半減期2.5秒で52番のテルルTe-133へ
陽子数・原子番号50のスズSn-133は、半減期1.43秒で51番のアンチモンSb-133へ
陽子数・原子番号49のインジウムIn-133は、半減期165ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊し50番のスズSn-133へ
陽子数・原子番号48のカドミウムCdの質量数A=133の核は発見されて無い。


質量数A=132の核分裂生成物で安定核は、陽子数・原子番号54番のキセノンXe-132のみ。
ただし陽子数・原子番号56番のバリウムBa-132は半減期300×10の18乗・千兆×1000・年以上と推測され、純安定核扱いされている。

陽子数・原子番号53番のヨウ素I-132で半減期2.295時間でβ崩壊しキセノンXe-132へ。
陽子数・原子番号52番のテルルTe-132で半減期3.204日でβ崩壊しヨウ素I-132へ。
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-132は、半減期2.79分で52番のテルルTe-132へ
陽子数・原子番号50のスズSn-132は、半減期39.7秒で51番のアンチモンSb-132へ
陽子数・原子番号49のインジウムIn-132は、半減期206ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊し50番のスズSn-132へ
陽子数・原子番号48のカドミウムCd-132は、半減期97ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊しインジウムIn-132へ
陽子数・原子番号47の銀・ギンAgの質量数A=132の核は発見されて無い。


質量数A=131の核分裂生成物で安定核は、陽子数・原子番号54番のキセノンXe-131のみ。
陽子数・原子番号53番のヨウ素I-131で半減期8.02070日でβ崩壊しキセノンXe-131へ。
陽子数・原子番号52番のテルルTe-131で半減期25.0分でβ崩壊しヨウ素I-131へ。
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-131は、半減期23.03分で52番のテルルTe-131へ
陽子数・原子番号50のスズSn-131は、半減期56.0秒で51番のアンチモンSb-131へ
陽子数・原子番号49のインジウムIn-131は、半減期290ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊し50番のスズSn-131へ
陽子数・原子番号48のカドミウムCd-131は、半減期68ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊しインジウムIn-131へ
陽子数・原子番号47の銀・ギンAgの質量数A=131の核は発見されて無い。
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ヨウ素I-131は、放射能汚染の原因としてセシウム137、セシウム134とともに主要三核種と呼ばれることがある。その代表的者は札幌医科大学の高田純教授で、2011年刊行の『放射線防護の基礎知識』で述べている。その括り方が妥当とは思えないが、ヨウ素I-131は、医療用に投与された、その施設から排出物が検出される場合を除き、ヨウ素131の検知は核実験、原子力発電所のの事故などを示している。天然ウランの自発核分裂で生成しても、その半減期からみて直ぐに検出限界以下になるからである。


質量数A=130の核分裂生成物で安定核は、陽子数・原子番号54番のキセノンXe-130のみ。
陽子数・原子番号53番のヨウ素I-130で半減期12.36時間でβ崩壊しキセノンXe-130へ。
陽子数・原子番号52番のテルルTe-130で半減期790×10の18乗・千兆×千・ 年で有るので、準安定核に扱われる。
陽子数・原子番号51のアンチモンSb-130は、半減期39.5分で52番のテルルTe-130へ
陽子数・原子番号50のスズSn-130は、半減期3.72分で51番のアンチモンSb-130へ
陽子数・原子番号49のインジウムIn-130は、半減期290ミリ秒・千分の一秒でβ崩壊し50番のスズSn-130へ
陽子数・原子番号48のカドミウムCd-130は、半減期162ミリ秒でβ崩壊しインジウムIn-130へ
陽子数・原子番号47の銀・ギンAg-130は、半減期約50ミリ秒でβ崩壊しカドミウムCd-130へ
陽子数・原子番号46のパラジウムPdの質量数A=130の核は発見されて無い。


続く
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原子力発電環境整備機構・NUMOの、再処理ででる放射性廃棄物を地中に捨てる「地層処分」のPR説明会が7月29日に新潟市であった。参加申し込みをした。しかし、当日参加できず、ネットで公開されている「当日の資料 (映像資料)・「地層処分とは・・・?」はこちら https://www.numo.or.jp/pr-info/pr/video/#sec_01
(説明用資料)・『説明資料』(PDF形式:607KB)PDF https://www.numo.or.jp/taiwa/pdf/setsumei_taiwa2018.pdf」などを見ての感想。


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