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非常用のガスタービン発電車② 可搬型設備等保管場所 2014年5月19日、東京電力の柏崎刈羽原発の敷地内見学記③ [柏崎刈羽原発、施設設備]

2014年5月19日、東京電力の柏崎刈羽原発の敷地内見学(エントロピー学会)と元刈羽村村議・武本さんから断層問題を説明を受ける。
敷地内見学では、見学バスに乗車時点から撮影禁止が条件なので画像はありません。動画は、東京電力の[映像で巡る]柏崎刈羽原子力発電所サイトツアー でどうぞ。書いている内容は、見学後の武本さんによる説明などが混じっています。
① 入構  ② 可搬型設備等保管場所 詰所、隆起、陥没
 
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可搬型設備等保管場所で一番目立つのは、真っ赤な消防車。東電の解説資料では、大型車両のはしご車の絵が使われていますが、実際に多数配備されているのは普通車の消防車。はしごなどが載っていないので、玩具ぽく見えました。可搬型代替注水ポンプなので積んであるポンプが使えればよいというところなのでしょう。また電源車も多く置いてありました。1~4号機分を配備してあるそうです。大湊側には5~6号機分。東電は、全機再稼働をやる気マンマンです。
 
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また、この保管所にはガスタービン発電車が3組ありました。25トントラックにロールスロイス製航空機転用型ガスタービンと発電機を、同じく15トントラックに制御装置、バッテリー、燃料タンク等を搭載する2台で一組の構成です。

地震時の揺れ 
地震時には25トン発電機トラック、15トン制御トラックが大きく揺れます。車輪止めはしてありますが、左右や上下動には無防備です。燃料タンクなどと繋ぎ放しになっているので、地震時には燃料接続部や電源接続部、パイプやケーブルが破損したり引きちぎれる可能性があります。
 
潮風での腐食 
また365日24時間、海からの潮風に晒されています。塩分は機器を腐食します。平成25年11月17日に№1発電機車から燃料漏れが見つかっています。この車は平成23年3月に配備された車です。25年10月7日、約1か月前の車両点検では異常なし。
 調査の結果、燃料タンク連結配管(フレキ管)のピンホールからの漏洩。この管は全体的に塩分で腐食していました。№1発電車の他のフレキ管、№2のフレキ管でも塩分による腐食が見つかっています。№2は平成24年3月配備ですから、潮風、浜風の腐食力は大したものです。管の材質を変え交換しています。車窓からは発電車の下部にドレン受がおいてありました。
 この潮風による腐食は、新潟の海岸部に住む者なら自家用車や自転車で誰もが知っています。東電は車内では腐食が無かったとしていますが、これも速度の問題だと経験が教えてくれます。この発電車がイザという時に、部品の潮風による腐食で故障する可能性を示しています。
 
燃料漏れ資料・・規制庁提出分 地元説明資料


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