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温暖化で使えなくなる原発・下 2019;03;20原発フォーラムより [地球温暖化]

 【原発ゼロ時代の気候変動対策を考える】と題した集会・フォーラムが2019平成31年3月20日にあった。 主催は原子力市民委員会 http://www.ccnejapan.com/ で、第1部「世界で進むエネルギー転換と気候変動問題」と第2部「日本での気候変動対策の遅れとエネルギー政策の急所」で配布・使用資料が公開された。http://www.ccnejapan.com/?p=9733
録画が公開されてる。   第1部(1時間23分) → http://youtu.be/Svu5zE5oxos
第2部+第3部(あわせて2時間20分) → http://youtu.be/pIycMaQGM04
 配布資料を見た限り興味深いのは、第1部では鮎川ゆりか(千葉商科大学名誉教授)氏の「温暖化で使えなくなる原発」。 上下の2回で要約する。その下。
米国
メキシコ湾を襲ったハリケーン・カトリーナは、ニューオーリーンズの人口を半減させ、40万人が他州へ避難した。再建費用も10年で$146億と史上最大であった。
当該地域にあった原発Waterford3は外部電源喪失後、直ちに非常用ディーゼル発電機が稼働し、原子炉は停止。難を免れた。
 米国のほとんどの発電所は河川か海岸沿いにある。100 基以上の古い原発は、ほとんど東部大西洋岸。温暖化で海岸線が内陸に迫り、河川も護岸壁に近くなると、発電所は大規模な暴風雨、ハリケーン、台風などの脅威に対応できなくなる。温暖化による北極の氷の融解、溶けないと考えられていた南極の棚氷の崩壊で、IPCCの予測以上に海面上昇が大きくなっている。南極の氷消失は、1992年以降2018年6月時点で3兆トン
UCS;Union of Concerned Scientists;憂慮する科学者連合)の2015年の研究報告温暖化に弱い06_.jpg


米国の大西洋側にある、原発や化石燃料の火力発電所、送電線、送電システムなど電力供給側が、いかに高潮を招く暴風雨、カテゴリー3のハリケーン、沿岸地帯の大洪水に弱いかを図で示している。
もし原発を使いたいなら温暖化問題を先に解決しなければならないデイビッド・ロックバウム;USC


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