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温暖化で使えなくなる原発・上 2019;03;20原発フォーラムより [地球温暖化]

 【原発ゼロ時代の気候変動対策を考える】と題した集会・フォーラムが2019平成31年3月20日にあった。 主催は原子力市民委員会 http://www.ccnejapan.com/ で、「地球温暖化の影響は深刻の度合いを増しており、パリ協定により中長期的かつ抜本的な気候変動対策が求められています。」「原発を無理に優遇する政策が、気候変動対策の本来の柱である再エネ・省エネを進める上での大きな障害となってしまっている日本のエネルギー政策の現状を私たちは深く憂慮しています。「二酸化炭素を出さない電源」としての原発が温暖化防止に不可欠であるとの主張も最近しばしば聞かれるようですが、その有効性も検証してみる必要があるでしょう。」「フォーラムでは、原発が気候変動対策として有効かという点をめぐる最近の海外の議論を紹介するとともに、原発延命策の制度的からくりを解剖し、日本政府のエネルギー基本計画を根底的に問い直します。」そして第3部 全体討論で「の気候変動対策のあり方について考えたいと思います。」。
 第1部「世界で進むエネルギー転換と気候変動問題」と第2部「日本での気候変動対策の遅れとエネルギー政策の急所」で配布・使用資料が公開された。http://www.ccnejapan.com/?p=9733
録画が公開されてる。   第1部(1時間23分) → http://youtu.be/Svu5zE5oxos
第2部+第3部(あわせて2時間20分) → http://youtu.be/pIycMaQGM04
 配布資料を見た限り興味深いのは、第1部では鮎川ゆりか(千葉商科大学名誉教授)氏の「温暖化で使えなくなる原発」。 上下の2回で要約する。その上

原発は温暖化の影響に弱い理由
壱  水を大量に必要とする。温暖化の影響で干ばつや水温上昇で蒸発し、水不足が起きている。
弐  原発は湖、河川、海水などを冷却水として利用。
 気温上昇と共に内陸部の湖沼、河川の水温はかなり高くなり、冷却水として使えなくなった・・欧州の2008年夏
 海水温上昇と共に、海岸沿いの原発は海水を冷却水として使えなくなる。・・日本?※
  河川・海岸沿いにあるため浸水被害の危険性。異常気象で暴風雨、ハリケーンや台風の巨大化で、原発サイトに浸水被害の危険性・・米国
 四 海面上昇リスク。高潮時に巨大台風・ハリケーン・暴風雨が重なると、沿岸沿いにある原発は水没?・・米国
日本?※
日本では「取水する海温度は 20 ℃で、温排水の度は 7℃ほど 高い 27 ℃」 とされている。
 (原子力百科事典 ATOMICA)
2018年の海水温を気象庁「月平均海面水温」で見ると、7月の日本近海の海水温は原発再稼働している九州・四国周辺で25℃~28℃ほど。8月の九州の太平洋沿いは30℃位。


温暖化に弱い08_.jpg

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