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川内原発パブコメ草案⑤ 汚染水対策 [核のガバナンス・パブコメ]

「Ⅳ-4.12 発電所外への放射性物質の拡散を抑制するための設備及び手順等」について

意見の要旨 現に東電福島第一原発で起きている地下水を経路にした放射能拡散、汚染が川内原発で起きた場合に、九州電力が用意している対策を問い質して審査してください。その結果を加えて、再度の意見公募、パブリックコメントを実施してください。

意見

ここでは炉心、格納容器の損傷などによって放射能が発電所外、サイト外への拡散を抑制する対策を扱っている。しかし、東電核災害の発災直後から今現在まで続いている放射能を含んだ水、汚染水が地下を通って海洋に流れ出し、環境中に拡散している、環境を大規模に放射能汚染している事故を検討し、対策を立てていない。極めて不備である。やり直しを求める。

東電福島第一原発においては、汚染水の流出よる土壌汚染、海洋が深刻でもう一つの重大事故とも言うべきのなっている。その原因は、格納容器下部の破損によるデブリ冷却水の流出にある。この汚染水と建屋に流れ込んだ地下水が混じり、地下を海に向かって流れている。

川内原発では格納容器の破損で放射能の放出経路をⅣ-4.12では、大気中への放出しか考えていない。それを放水砲で散布する水で捕らえる対策しかない。何故、現に東電福島第一原発で起きている放出、汚染の経路を考慮しないのか。現に起きている「発電所外への放射性物質の拡散」に対応する、川内原発での拡散を抑制するための設備及び手順を審査していないのは、重大な欠陥である。

川内原発のサブドレン、原発建屋の周囲に掘られた地下水を汲み上げる井戸からは1日に300㌧余り汲み上げられていると聞く。この地下水に損傷した格納容器の放射能が混じり汚染水ができる様になった場合、その汚染を検出するシステム、汚染水の発生を抑えるシステム、大量な汚染水から放射能を除染するシステムなどなど、九州電力から聞き質して審査が必要である。

2013013009.jpg
放水砲.jpg
西日本新聞

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