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2023;0414規制庁・監視評価検討会 より ⓪ [東電核災害の検証]

原子力規制委員会 第107回特定原子力施設監視・評価検討会(2023年04月14日) より 覚書
理解する前提知識
2011年3月11日午後2時46分、宮城県三陸沖を震源としたマグニチュード(M)9の地震が起きた。東京電力の福島第一原子力発電所は、発電所の原子炉を稼働するための電力を、外部発電所から受け取るための送電線を通す送電搭が倒れ、外部電力を失った。そうした外部電力喪失に備えていた非常発電装置・機は直ちに稼働し、原子炉に稼働を停止し炉から熱を除く・炉を冷却するための電力を供給した。地震から約50分後に高さ約15メートルの津波が来襲し、1号機から4号機の敷地まで遡上した。これにより海水が非常発電装置・機にかかりました。
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1号機と2号機は非常用ディーゼル発電機やバッテリー(直流電源)、電源盤等すべての電源を失い、3号機は発電機は津波がかかり交流電源は失われたがバッテリー(直流電源)、電源盤など直流電源設備は1号機、2号機と異なり、少し高い位置にあったことから浸水を免れ非常用炉心冷却装置のRCIC・原子炉隔離時冷却系や高圧注水系などの運転・制御に電力を供給した。
3号機は1日半の13日に炉水の水位が低下し、核燃料が熔けメルトダウン・炉心損傷に至りました。
2号機ではRCIC・原子炉隔離時冷却系が全電源を失った後でも動き続け、約3日間炉水が注水され続けた。12日午後1時25分にRCIC・原子炉隔離時冷却系が停止し、炉水の水位が低下、メルトダウン・炉心損傷
1号機は、地震から約50分後の11日15時半頃に全電源喪失・ブラックアウトし、それで炉水注水が無くなりました。原子炉・圧力容器内の水は核燃料の崩壊熱で蒸発し続け、約4時間後、燃料が水面から露出して、炉心損傷が始まり、やがて溶融した炉心が圧力容器の底を貫通(炉心貫通・メルトスルー)し格納容器のコンクリート床面に堆積した。

続く

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