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原子力規制庁の東電福島第一原発核災害調査では、溶融核燃料(デブリ)の回収は300年以上無理だ。 [東電核災害の検証]

東電福島第一原発核災害の原子力規制庁の調査では、東電が炉心溶融を起こした1~3号機の原子炉格納容器の上ぶたに、溶融核燃料(デブリ)に匹敵する高濃度の放射性物質が付着している事が判明した。

事故当時、1~3号機にあったと推定・計約70京ベクレルの放射性物質があった。そのうち、キセノンなどの希ガス類、ヨウ素、セシウムなどが環境大気中に推計・約1.5京ベクレル放出された。格納容器内に推定計約68.5京ベクレルが推定計約880トンの溶融核燃料(デブリ)にあるとみられていた。


原子炉格納容器の上ぶた(鉄筋コンクリート製の3層構造)を、ロボットを用いて放射線量を測定した。

 東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器上ぶた=2018年11月(東電提供)

東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器上ぶた=0S.jpg


上から1枚目と2枚目の間に、1号機で100兆~200兆ベクレル、2号機は2桁違う2京~4京ベクレル、3号機は3京ベクレルの放射性セシウムが存在する可能性が高いと、東電福島第一原発核災害の原子力規制庁の調査では評価結論付けた。それより下層の2枚目と3枚目の間、3枚目と格納容器本体の間の詳細は分かっていないや付着したメカニズムは評価していない。


更田豊志(ふけた・とよし)原子力規制委員会委員長は「格納容器の底部にいると思っていたデブリが随分高い所(上ぶた)にいると考えてもらっても間違いない。デブリを取りに行く以前に、ふたをどけるところから大問題になる」と、今後の廃炉作業、デブリ撤去に危機感をあらわにしている。


東電は、撤去方法に関し「現場で得られる情報に基づきステップ・バイ・ステップで検討する」とのコメントしているが、無責任な楽観である。調査結果によると、溶融核燃料(デブリ)の撤去回収は上蓋を取り上げ、機器を入れる開口部が300年以上は造れないから無理だ。その間に1~3号機建屋や格納容器はボロボロになるから、それを防ぐ事を先ず考えるべきだ。

「原子力規制庁調査結果から300年以上は開口部が格納容器に開かない」に続ける

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