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「技術委員会に関する意見」⑷ 2021/01:/31 [新潟県原発の安全管理に関する技術委員会]

新潟県が2020令和2年12月21日から「技術委員会における柏崎刈羽原子力発電所の安全対策に関する議論について、県民の皆様からのご意見を受け付けています。」として、2021令和3年1月31日(必着)で募集。
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/opinion-reception.html

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柏崎刈羽原発の安全対策を技術的な観点から確認すべき事。
項目の20番、残余のリスクへの対応、・福島第一原発事故後に得られた新知見と継続的な改善に関連。

テロ対策の検討が不足している。検討せよ。

続き ⑷


核テロがあった場合の、県民の保護、県民の避難に関連している柏崎刈羽原発に特有な問題を検討する。
関谷直也・委員長案案が第15回避難方法に関する検証委員会で示された関谷直也・委員長案では、委員会での議論の論点を整理してある。
それでは「事故進展が著しく短く、放射性物質の放出まで極端に時間が短い場合が考えられる。」「 
・またスクラムができない可能性も低いであろう。だが燃料プールの破壊等はリスクがある 」という意見が出ている。
原子力規制委員会は【新規制基準適合性審査 確認事項(柏崎刈羽原子力発電所6号及び7号炉)】で「炉心損傷防止対策の有効性評価:原子炉停止機能喪失」を行っている。スクラムができない原子炉停止機能喪失、複数の制御棒が炉心に未挿入の場合を審査している。
それでは、複数の制御棒が炉心に未挿入の《 原子炉停止機能が作動せず、原子炉出力を低下させることができないことから、原子炉圧力容器内の圧力が上昇することにより逃がし安全弁からの水蒸気の流出が継続し、原子炉水位が低下することにより炉心が露出し、炉心損傷に至ることを確認…中略…緩和措置がとられない場合には、炉心損傷に至る。》ことを確認している。具体的な初期の対策には《、自動減圧系の阻止スイッチによる原子炉圧力容器の自動減圧の阻止》による水蒸気の流出での原子炉水位低下停止・TAF燃料棒頂部以上の回復及び、中性子を捕獲するホウ酸を《 ほう酸水注入系による原子炉停止 》が挙げられている。
 (2)基本的考え方の1の1)の(ⅱ)、第7.1.5ー4図より
柏崎刈羽原子力発電所 6号及び7号炉pホウ酸水注入系4.jpg
図 柏崎刈羽原子力発電所 6号及び7号炉pホウ酸水注入系4.jpg
時間的には《 自動減圧系の自動起動阻止操作の開始時間は原子炉水位低(レベル1)到達後30 秒以内としていること、ほう酸水注入系の運転操作の開始時間は原子炉スクラムの失敗を確認した後から10 分
後 》《 初期対策であるほう酸水注入系によるほう酸水の原子炉圧力容器への注入を継続※することより炉心の未臨界状態を確保できる。※ほう酸水全量注入は約165分後以内になる設計である。》
(3)炉心損傷防止対策ー1.-1)-(ⅰ),(ⅲ)
原子炉水位低(レベル1)到達は、原子炉スクラムの失敗から約4分後。第7.1.5-5図
ほう酸水注入系による原子炉未臨界操作:ほう酸水注入系を中央制御室からの遠隔操作により手動起動し、原子炉圧力容器内へのほう酸水の注入を実施する。
(3)炉心損傷防止対策ー4)ー(ⅱ)
ホウ酸水全量注入完了まで運転継続 第7.1.5-5図記載
以上のように記載されている。
テロでは、自動減圧系の阻止スイッチ入力とほう酸水注入系起動を運転員が行う中央制御室が制圧され、出来ない。制御室侵入したテロリストの武力制圧、迫撃砲弾の天井爆破、撃ちっぱなしドローンによる自爆攻撃などのテロで、中央制御室が制圧され緩和措置を使えなくなる。タービン建屋のコンクリート天井への迫撃砲砲撃、ドローンによる自爆攻撃などのテロでスクラムがかかるが、複数の制御棒が炉心に未挿入の状態になっても、緩和措置がおこなえず炉心が露出し、炉心損傷に至る。
柏崎刈羽原発6、7号には他にも特有のリスク、複数の制御棒が炉心に未挿入になりやすいリスクがある。
続ける


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