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旧ソ連・チェルノブイリ原発の使用済核燃料の一部が、乾式中間貯蔵センター(ISF-2)に移された。 [廃炉]

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旧ソ連・ウクライナのチェルノブイリ原発で1986年の4号機事故後、水プールに仮保管であった1、2、3号機の高放射能汚染物質{使用済核燃料(SFA:約2万1千)、使用済み追加吸収装置(AA:2千)、延長ロッド(2万3千以上)等}の一部をより安全な乾式中間貯蔵センター(ISF-2)に移管する作業を2020年から開始、2022年1月の時点で、1,698の使用済み燃料集合体≒20体のSFAがISF-2に移された。

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乾式中間貯蔵センター(ISF-2)
乾式中間貯蔵センター(ISF-2)の建設費4億ユーロで、欧州復興開発銀行(EBRD)の原子力安全勘定に、ベルギー、カナダ、デンマーク、欧州連合、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、スイス、ウクライナ、英国およびアメリカ合衆国から資金出資され賄われ、
建設は2001年に開始され、2017年には完成。
仮保管のプールから中間貯蔵センターの使用済み燃料処理施設(SFPF)まで、鉄道を敷設して運搬し、分割・乾燥し二重壁構造の乾燥式保管容器(DWC)に93個の使用済み燃料集合体を格納し、コンクリート製の貯蔵モジュールに更に入れ保管し水平定置する。 
乾燥式保管容器(DWC)-.png乾燥式保管容器(DWC)中の使用済み燃料集合体からは崩壊熱は、自然空気交換のパッシブシステムで除去され、液体放射性廃棄物がほぼ完全になくなる。設計では「232個の乾燥式保管容器(DWC)、コンクリート貯蔵モジュールに最低100年間安全に保管」
参照

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