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第9回「避難方法に関する検証委員会」が2020令和2年2月4日開催 [東電核災害の検証・新潟県技術委]

「第9回新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会」が2020令和2年2月4日にあった。

 議事は、(1)スクリーニング計画について、(2)安定ヨウ素剤の配布計画について 。そして県・事務局から県原子力防災訓練の結果など説明があった。


〔 配 付 資 料〕は 6点あり、一 覧をダウンロード。


資 料 N o .1 スクリーニング計画に係る第8回避難委員会での意見

資 料 N o .2 安定ヨウ素剤の配布計画に係る第8回避難委員会での意見

資 料 N o .3 令和元年度新潟県原子力防災訓練 スクリーニング・簡易除染訓練時間測定結果

参 考 資 料1 原子力災害時の対応とその課題例

参 考 資 料2 新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会、これまでの検証の確認 

上岡委員提出資料 


神岡委員は、フクシマ東電第一核災害では発生から8日後でも大量の放射性ヨウ素のガスの排出・放出があったと東京電力の資料でしめした。安定ヨウ素剤を複数回の服用する場合に備えておく必要が指摘されている。



避難検証第9回次第・資料(令和2年2月4日)-202040=16;17-001.jpg

それを柏崎刈羽原発の5~30km圏・UPZの基礎自治体、市町村で事故後に安定ヨウ素剤を配布に当たるだろう人員数を示した。これは、総務省の資料に拠る。事前配布によるべきだとわかる。



避難検証第9回次第・資料(令和2年2月4日)-202040=16;17-002.jpg

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柏崎刈羽原発にある使用済み核燃料、平成28年度現在 [柏崎刈羽原発、施設設備]

1~7号機の使用済燃料保管状況 平成28年度末 単位は核燃料集合体の体数

柏崎市の【1~7号機の燃料輸送・使用済燃料保管状況】のWebページ に依り作成


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プラント 貯蔵容量・体 炉心容量 管理容量・体 度末保管量 空きの容量・体
1号機 2,790 764 2,026 1,835・・90% 191・・炉心の四分の一
2号機 3,239 764 2,475 1,759・・71% 716・・炉心の93%
3号機 3,212 764 2,448 1,695・・69% 753・・炉心の1個分
4号機 3,209 764 2,445 1,660・・67% 785・・炉心の3分の一
5号機 3,175 764 2,411 1,934・・80% 474・・炉心の六割
6号機 3,410 872 2,538 2,362・・93% 226・・炉心の四分の一
7号機 3,444 872 2,572 2,489・・97% 83・・炉心の一割
合計 22,479 5564 16,915 13,734・・81% 3181・・炉心の六割

(注意)
定期検査・燃料交換時には原子炉の炉心の核燃料を一時、使用済燃料保管プールに移動する。そして、核分裂量が多くなった燃料棒をプールに残し・除き未使用の新燃料を加えて、プールから再移動して新炉心を構成する。約三分の一から四分の一が残置・交換される。この炉心からの移動の必要があるから、1炉心分の空きスペースが必要。置ける、残置できる使用済み核燃料量を、管理容量と云う。貯蔵容量-炉心容量=管理容量。

考察
再稼働したら1年3か月後には、定期検査・燃料交換の時を迎える
。その際に交換用の新燃料棒が、予め保管プールに入れてあれば作業はスムーズに進む。そうでなくとも作業時間をかければ良い。そういった意味ではどのプラント・号機も再稼働は可能。


ただし、その燃料交換後に管理容量がゼロ以下になれば、炉心の核燃料を使用済燃料保管プールに一時移動も出来なくなるから、燃料交換できず再々稼働は無理に無理になる。その視点からは、1号機、6号機、7号機は燃料交換の2度目、二回目はない。つまり再稼働しても、その号機プラントの運転期間は1年3ヶ月×1+1年3か月・炉心に入れっ放しにする最終運転分≒2年6か月ほど

1~7号機全体で検討すると、全炉心容量は5564体。全空き容量は、3181体・全炉心容量の57%。一回の定期検査・燃料交換で約三分の一から四分の一炉心が交換、残置される。1670から1390体の使用済み核燃料が出て、空きを埋める。2回の定期検査・燃料交換で管理容量がゼロ程度になる。だから、運転期間は1年3ヶ月×2+1年3か月・炉心から取り出さない最終分≒3年9か月ほど。


仮に、再稼働は6、7号機だけならば、全空き容量は3.6炉心分。2機でこれを埋め合うことになり、全部で11回の燃料交換で埋まることになる。管理容量がゼロ以下になる。6、7号機で合わせて11×1年3か月+1年3か月・6号機最終+1年3か月・7号機最終で延べ2機で11年39ヶ月≒14年3か月ほど見込まれる


 全空き容量は、1026体が一気に埋まる、塞がる可能性がある。柏崎市は【専用船で青森県六ヶ所村の日本原燃株式会社六ヶ所再処理工場へ2002平成14年から輸送。】と記載している。それは2012平成224年までに1026体。これが、帰ってくる可能性がある。


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