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柏崎刈羽原発にある使用済み核燃料、平成28年度現在 [柏崎刈羽原発、施設設備]

1~7号機の使用済燃料保管状況 平成28年度末 単位は核燃料集合体の体数

柏崎市の【1~7号機の燃料輸送・使用済燃料保管状況】のWebページ に依り作成


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プラント 貯蔵容量・体 炉心容量 管理容量・体 度末保管量 空きの容量・体
1号機 2,790 764 2,026 1,835・・90% 191・・炉心の四分の一
2号機 3,239 764 2,475 1,759・・71% 716・・炉心の93%
3号機 3,212 764 2,448 1,695・・69% 753・・炉心の1個分
4号機 3,209 764 2,445 1,660・・67% 785・・炉心の3分の一
5号機 3,175 764 2,411 1,934・・80% 474・・炉心の六割
6号機 3,410 872 2,538 2,362・・93% 226・・炉心の四分の一
7号機 3,444 872 2,572 2,489・・97% 83・・炉心の一割
合計 22,479 5564 16,915 13,734・・81% 3181・・炉心の六割

(注意)
定期検査・燃料交換時には原子炉の炉心の核燃料を一時、使用済燃料保管プールに移動する。そして、核分裂量が多くなった燃料棒をプールに残し・除き未使用の新燃料を加えて、プールから再移動して新炉心を構成する。約三分の一から四分の一が残置・交換される。この炉心からの移動の必要があるから、1炉心分の空きスペースが必要。置ける、残置できる使用済み核燃料量を、管理容量と云う。貯蔵容量-炉心容量=管理容量。

考察
再稼働したら1年3か月後には、定期検査・燃料交換の時を迎える
。その際に交換用の新燃料棒が、予め保管プールに入れてあれば作業はスムーズに進む。そうでなくとも作業時間をかければ良い。そういった意味ではどのプラント・号機も再稼働は可能。


ただし、その燃料交換後に管理容量がゼロ以下になれば、炉心の核燃料を使用済燃料保管プールに一時移動も出来なくなるから、燃料交換できず再々稼働は無理に無理になる。その視点からは、1号機、6号機、7号機は燃料交換の2度目、二回目はない。つまり再稼働しても、その号機プラントの運転期間は1年3ヶ月×1+1年3か月・炉心に入れっ放しにする最終運転分≒2年6か月ほど

1~7号機全体で検討すると、全炉心容量は5564体。全空き容量は、3181体・全炉心容量の57%。一回の定期検査・燃料交換で約三分の一から四分の一炉心が交換、残置される。1670から1390体の使用済み核燃料が出て、空きを埋める。2回の定期検査・燃料交換で管理容量がゼロ程度になる。だから、運転期間は1年3ヶ月×2+1年3か月・炉心から取り出さない最終分≒3年9か月ほど。


仮に、再稼働は6、7号機だけならば、全空き容量は3.6炉心分。2機でこれを埋め合うことになり、全部で11回の燃料交換で埋まることになる。管理容量がゼロ以下になる。6、7号機で合わせて11×1年3か月+1年3か月・6号機最終+1年3か月・7号機最終で延べ2機で11年39ヶ月≒14年3か月ほど見込まれる


 全空き容量は、1026体が一気に埋まる、塞がる可能性がある。柏崎市は【専用船で青森県六ヶ所村の日本原燃株式会社六ヶ所再処理工場へ2002平成14年から輸送。】と記載している。それは2012平成224年までに1026体。これが、帰ってくる可能性がある。


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