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第5回健康分科会、その参、二つの提案の件 [東電核災害検証・避難県委員会]

2019年7月8日にあった健康分科会、新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会の第5回健康分科会の資料が7月15日なってアップされた。
当日に配布の資料は4点。第一は、先回4回の「主な意見」。その参、木村委員からの二つの提案の件


木村委員から二つの提案があった。一つは新潟県が、県独自に18歳以下の県民を対象に、福島基準≒日本全国での診断基準で、甲状腺スクリ-ニングを陽性判定者が複数人検出されるまで実施しないかとの提案。
 国が青森、長崎、山梨県で2012平成24年11月〜平成25年3月に行った超音波検査では、約4300人を検査した。1次検査2013平成25年3月29日現在では、一人も検出されてない。福島県でのB判定の人から、受診率70%で2次調査。穿刺吸引細胞診を二人で実施、それで悪性ないし悪性疑いの結果で1名(女性、16 歳以上)は、手術が行われ、術後の病理診断でも乳頭がんであった。
資料6-4p 三県調査.jpg
 これは統計学では、95%の確率で(これを「5%の有意水準」と云う)100万人当たり227人(最低6人 最大1266人)と推定される。福島県では95%の確率で100万人当たり291人(最低232人 最高370人)と推定される。誤差の範囲が違い過ぎる。「福島の子供と他県の子供の甲状腺癌の発生率はほぼ同じだ。」との発表、理解はサンプル数が少なくできない。この三県調査結果からは、福島で多発している、していないかを判断できない。
木村委員から新潟県が県独自に甲状腺スクリ-ニングを実施しないかと提案された。
続く、2番目の福島県の甲状腺検査評価部会の委員先生から、直接話を伺っては?と提案について。

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